セコムラガッツ-東芝ブレイブルーパス
試合開始 | 2006年9月30日15時00分 |
場所 | 秩父宮ラグビー場 |
気象条件 | 曇り |
レフリー | 谷口和人 |
セコム | 東芝 | ||||||
山賀敦之 | 1 | 1 | 高橋寛 | ||||
後半19分 交代→16 | 安藤敬介 | 2 | 2 | 松尾大樹 | 後半34分 交代→16 | ||
後半29分 交代→17 | 千巌和彦 | 3 | 3 | 櫻井寿貴 | 後半21分 交代→17 | ||
後半36分 交代→18 | 沢口高正 | 4 | 4 | 石澤健太郎 | 前半35分 交代→19 | ||
鈴木学 | 5 | 5 | ルアタンギ・侍バツベイ | ||||
渡邉庸介 | 6 | 6 | 渡邉泰憲 | ||||
Scott Couch | 7 | 7 | 中居智昭 | ||||
後半19分 交代→19 | 堀越健介 | 8 | 8 | Nicholas Holten | 後半0分 交代→18 | ||
小池善行 | 9 | 9 | 伊藤護 | ||||
後半34分 交代→22 | Richard Apanui | 10 | 10 | 吉田大樹 | |||
鈴木貴士 | 11 | 11 | ナタニエラ・オト | ||||
升本草原 | 12 | 12 | Scott McLeod | ||||
後半15分 交代→21 | 及川英典 | 13 | 13 | 冨岡鉄平 | |||
石橋秀基 | 14 | 14 | 廣瀬俊朗 | ||||
長井達哉 | 15 | 15 | 立川剛士 | 前半10分 交代→22 | |||
後半19分 交代←2 | 上野進 | 16 | 16 | 猪口拓 | 後半34分 交代←2 | ||
後半29分 交代←3 | 石塚陽介 | 17 | 17 | 笠井建志 | 後半21分 交代←3 | ||
後半36分 交代←4 | 生沼知裕 | 18 | 18 | 横山恒雄 | 後半0分 交代←8 | ||
後半19分 交代←8 | 川口和晃 | 19 | 19 | 大野均 | 前半35分 交代←4 | ||
大野達也 | 20 | 20 | 吉田朋生 | ||||
後半15分 交代←13 | 今井通 | 21 | 21 | Sione Kepu | 後半0分 交代←22 | ||
後半34分 交代←10 | James Richards | 22 | 22 | 鄭晃彰 | 前半10分 交代←15 | 後半0分 交代→21 |
セコム | 東芝 | |
14分 T#10 吉田大樹 G成功 | 0-7 | |
28分 PG成功 | 3-7 | |
37分 T#5 ルアタンギ・侍バツベイ G失敗 | 3-12 |
2分 T#11 ナタニエラ・オト G成功 | 3-19 | |
10分 T#14 廣瀬俊朗 G成功 | 3-26 | |
14分 T#14 廣瀬俊朗 G成功 | 3-33 | |
19分 T#11鈴木貴士 G成功 | 10-33 | |
25分 T#11鈴木貴士 G成功 | 17-33 | |
34分 T#21 Sione Kepu G失敗 | 17-38 | |
40分 T#12 Scott McLeod G成功 | 17-45 |
17 | 45 |
前半はセコムのキックオフで開始。
2分、セコム#10アパヌイのパントが東芝ゴールの5mラインまで上がるが、セコムノッコン。4分セコム#14、東芝ゴール右隅に飛び込むもこれはノッコン。東芝自陣に釘付け。その後もセコムがグラウンドでボールを持ち続け、セコムのノッコンに東芝がタッチキックで逃げる展開が続く。
7分、東芝が攻めるがセコム#5鈴木がパスをインターセプト。これを回していくが、#6渡辺に回ったところで東芝#5ルアタンギに衝突。渡辺のほうがすっ飛ぶ。これは東芝ノッコンの判定。
9分東芝#12マクラウドがセコム裏に抜けるも#15立川が半ステップ遅れてしまいノッコン。立川はそのまま退場(肉離れ)、#22鄭に入れ替え。
12分の東芝の攻撃、パントを蹴ってセコムがゴールライン直前でセーブするもそのまま抑えられてしまい東芝ボールの5mスクラム。ここから#9伊藤が攻めるがこれはノッコン、セコムスクラム。しかしこのスクラムが崩れてしまい、セコムにアクシデンタル・オフサイド、東芝ボールに。14分、東芝#10吉田(大)がパスダミーを使って裏に抜け、トライ。
セコムは東芝陣内でゲームを進めるが、どうも手詰まり感がある。東芝はセコムのミスでボールをもらうが、こちらもミスでゲインが取れない。
26分、セコムのペナルティから東芝が5mラインアウトを得、ここから#8ホルテンが飛び込むもこれはインゴールノッコン、さらにスクラムからセコムがペナルティを得てここは逃げ切る。28分セコム、東芝陣内(ハーフウェイから5m、つまりゴールまで45m)でペナルティゴールを成功させる。
35分、東芝#4石澤にかえ#18大野を投入、その直後のセコム陣内での東芝ラインアウトから東芝攻撃。セコム、ペナルティ連発で止めるも37分、そのペナルティからモールを組んだ東芝がそのままドライブ、トライ。
40分、セコムが東芝のミスからこぼれたボールを拾い、東芝ゴールライン5m手前まで攻め込むもターンオーバされてハーフタイム。
東芝のキックオフで後半開始。
1分、東芝ボールを奪って#5ルアタンギが抜けるも、セコムあと1mで止める。しかしセコムはペナルティ覚悟で止めるしかなく、結局2分東芝がモールをドライブしてトライ。
7分セコム攻め込むが#9鈴木(貴)がスローフォア、9分にもスローフォアで機会をつぶす。これに対して#21ケプのゲインで陣地を取った東芝、ラインアウトから逆サイドへ一杯に振ってトライ。
14分、セコム#10アパヌイがパント、これを自ら取ろうとしたところで東芝#14廣瀬にかっさらわれ、うまくボールを隠した廣瀬がそのまま中央突破、どういうわけかセコムだれも追いつけずトライ。
19分、東芝セコム陣内22mまで攻めたところでターンオーバからセコムがパント、この処理を東芝#14廣瀬が誤り結果的にペナルティとなり、セコムがこれをクイックスタート、右端から左端へ思い切った展開でトライ。
23分、東芝がボールをつないで5mまで迫るがセコムがターンオーバ、これを#9小池がインゴールからキックせずドライブ、ハーフウェイまで返す。これに対し東芝ビッグヒット、さらにセコムがターンオーバ、パントキックを上げ、これを拾った#11鈴木(貴)が連続トライ。マッチアップ相手がルアではおいつけない。
27分、30分と東芝攻めるもノッコン。セコムのタックルが刺さり続けるが、ただ低すぎるタックルは倒れこみでもあり、ペナルティにもなる。
34分セコム、ターンオーバからのボールを自陣から回して攻めるもうまく腕に絡まれてボールを落下。これをターンオーバした東芝、右に展開、最後は#21ケプがしとめる。
39分、セコム敵陣22mでスローフォワード。さらにつないだ東芝、セコム#11鈴木(貴)がインターセプトしそこねて跳ねたボールを拾い、最後は#12マクラウドがトライ、ノーサイド。やろうとしていることが実に良くわかる、わかりやすい、シンプルで力強いラグビーだった。見てて楽しい。全然といっていいほど蹴り上げないそのスタイルは、ボールを生かす努力が感じられる。スローフォワードなどのミスで自滅した感はなきにしもあらず。
#10アパヌイのプレーは、やはりすごい。45mペナルティはもちろん、タックル、パス、キックともすごい。これで「いつの間にかいた」能力があったら敵にとってはいやな相手になると思う。対NECで鍛えられたディフェンスラインは、セコムのドライブをも跳ね返した。ピンチにもあわてずしっかりフォローする能力では、ほかのチームには負けない。
ただ、ボールをグラウンドでつなぐラグビーへの進化途上であることはわかる。\end{document}