第44回日本選手権2回戦

九州電力キュウデンヴォルテクス-トヨタ自動車ヴェルブリッツ

試合開始2007年2月11日12時00分
場所秩父宮ラグビー場
気象条件はれ、風強し(メインから見て左から右へ)
レフリー下井真介

メンバー表

九電 トヨタ
中村嘉宏 1 1 高柳健一
谷口大督 2 2 高山勝行 後半10分 交代→16
後半33分 交代→17 田尻亮 3 3 豊山昌彦 後半0分 交代→17
Jarrod Heany 4 4 北川俊澄
後半18分 交代→19 浦真人 5 5 谷口智昭 後半16分 交代→18
松本允 6 6 菅原大志
吉上耕平 7 7 中山義孝
川嵜拓生 8 8 Tamaiti Horua 後半28分 交代→19
村上龍寛 9 9 麻田一平
齊藤玄樹 10 10 Orene Ai'i
今村圭吾 11 11 久住辰也 後半28分 交代→22
後半15分 交代→21 三浦幸輔 12 12 難波英樹 後半12分 交代→20
吉岡泰一 13 13 赤沼源太
後半20分 交代→22 吉永将宏 14 14 遠藤幸佑
Peter Miller 15 15 正面健司
田中宗法 16 16 中村嘉樹 後半10分 交代←2
後半33分 交代←3 松尾健一 17 17 中野真二 後半0分 交代←3
進藤猛 18 18 菊谷崇 後半16分 交代←5
後半18分 交代←5 河原崎峻 19 19 阿部亮太 後半28分 交代←8
松尾匡祐 20 20 山本剛 後半12分 交代←12
後半15分 交代←12 大坪弘明 21 21 岩本健一朗
後半20分 交代←14 前田健介 22 22 Sekove Leawere 後半28分 交代←11

得点経過

前半

九電 トヨタ
2分 T#14 遠藤幸佑 G成功0-7
7分 T#10 Orene Ai'i G成功0-14
10分 T#15 正面健司 G成功0-21
21分 T#7 中山義孝 G成功0-28
27分 T#14 遠藤幸佑 G成功0-35
30分 T#1 高柳健一 G成功0-42
36分 T#14 遠藤幸佑 G失敗0-47
40分 T#8 Tamaiti Horua G成功0-54

後半

4分 T#4Jarrod Heany G成功7-54
11分 T#15 正面健司 G失敗7-59
36分 T#18 菊谷崇 G失敗7-64
41分 T#4Jarrod Heany G成功14-64

合計

1464

ゲーム抄録

前半

トヨタが風上を取ってキックオフを蹴って試合開始。

最初のキックオフの蹴り返しは#10アイイがタッチに。九電敵陣ハーフウェイでのラインアウトは早めに投げて中央へ。しかし当たりでトヨタが勝ちターンオーバ、キックで深く進入。しかし#15ミラーのランで自陣から果敢に攻撃。これをしかし九電#8川嵜がポロ、タッチにのがれるしかなくなった。

1分、トヨタ敵陣10mラインでのラインアウト。トヨタキャッチ、中央でクラッシュして左へ展開。外側での九電ディフェンスの裏を通す。#14遠藤が右から侵入、インゴールで中央へ入り込んでトライ。

3分、キックオフをトヨタとって自陣から攻撃。#13赤沼が九電ラインを突破、敵陣へ入り込む。さらに敵陣22mへ進入、そこで九電がオフサイド。九電、トヨタの速さについていけてないようだ。#13赤沼のナイスキック。

5分、トヨタ残り5mでのラインアウト。モールにしたがこれは九電がうまく回してラックに変える。しかしボールはトヨタがキープし続けた。九電とにかく辛抱、トヨタがサイドを突いてみたが九電がナイスタックルでとめた。

6分、九電自陣5mでのスクラム。サイドを九電ついたがラック。インゴールからタッチに蹴りだした。トヨタ敵陣22mでのラインアウトとなる。中央でクラッシュ、そこから#10アイイが中央でパスフェイント、ナイスステップで九電ディフェンスを翻弄。あっさりと中央へトライ。

8分、キックオフのボールを九電取る。中央でクラッシュしたが、ホールディングの反則でトヨタボールに。

9分、トヨタハーフウェイラインでのラインアウト。これはボールが曲がってしまったが九電近すぎのノット1m。フリーキックから速いスタート、トヨタ右端のラインを走り抜けた#15正面が右から回りこんでトライ。

11分、九電自らのキックオフをノッコン。トヨタ自陣10m-22mでのスクラムとなる。ここは安定して中央へクラッシュ。そこでラックになる。ラックを押したトヨタ、逆目の左へ出してキック。敵陣深くへ蹴りこむ。九電蹴り返すのが一杯。

12分、トヨタ敵陣10mでのラインアウト。トヨタこんどはモールを形成、そこからまたも逆サイドへ振ったが今度は九電押さえる。キックで九電すこし下げさせたが、トヨタはすぐ22mへ進入。#14遠藤・\#15正面の2人で22mをあっさり突破。しかしトヨタそこでクラッシュ、ボールが出せず、反則で終わってしまう。

14分、九電自陣10mと22mの中間でのラインアウト。九電とって早く回す。逆サイドへ#15ミラーが蹴りだして相手ボールに。

15分、トヨタ敵陣10mラインでのラインアウト。トヨタがこれは取り損ねてしまいノッコン、九電側にボールが転がるが下井さんはここで止める。16分、九電自陣10mでのスクラム。九電とってキック、トヨタも蹴り返して風を利用。九電がタッチに蹴ってラインアウト。

16分、トヨタ敵陣10mでのラインアウト。モールに組んで押しまわす。九電若干おされたところでトヨタが左へ展開したがパスミス、タッチを割ってしまう。

17分、九電自陣10m-22mの中間でのラインアウト。短めのラインできっちり取り、中央からタッチキックを蹴ったがトヨタチャージ。22mからトヨタの攻撃となるがトヨタも敵陣でノッコン。九電のナイスタックルもあった。

18分、九電自陣22mすこし内側でのスクラム。サイドを突いたがこれはトヨタがプッシュ。九電タッチへ蹴りだす。

20分、トヨタ敵陣10mラインでのラインアウト。トヨタとってモールに組んだが九電一瞬受けず。しかし直後に組んでモールを形成。中央へクラッシュしたところで九電に反則、トヨタすぐスタート。九電がついていけないうちにトヨタ#7中山が抜けてトライ。

22分、九電キックオフのボールをまたも確保。中央を狙ってクラッシュを試みるがやはりトヨタが押しつづけ、若干下げられる。グラバーを蹴ってタッチに。

22分、トヨタ自陣残り15mほどのところでトヨタのラインアウト。トヨタとってモールを形成、22m程度まで押し返す。そこからトヨタキック、ノータッチとなるが、九電レイトチャージ。一気に自陣10mまで返されてしまう。

24分、トヨタ敵陣残り15mでのラインアウト。中央へ投げてモールを形成。さらに押したがなんと九電がはずしてしまう(これがトヨタのオブストラクションになるのです)。

25分、九電自陣10m-22mでのラインアウト。取った直後に九電落としてしまいノッコン。

26分、トヨタ敵陣10m-22mでのスクラム。中央へのクラッシュでポイントを作ったがトヨタがオフザゲート。九電ハイパントでタッチを蹴らず、しかしこれはトヨタがなんとかキープ。ハーフウェイ付近からの攻撃、右へ回し#14遠藤へ。遠藤に九電のタックルは通用せず、50mをかけ抜けてトライ。アイイもなかなかのキックでトヨタリードを広げる。

28分、九電のキックオフはダイレクトタッチ。トヨタセンタースクラムから右へ。22mラインまで前進してパス、中央でクラッシュ。ここで九電の反則となる。

30分、トヨタ残り5mでのラインアウト。モールをごりごり押してトヨタトライ。これまた角度のあるゴールをアイイが決める。

31分、キックオフは風に戻されノット10m。トヨタのセンタースクラムとなる。左へ展開、とクラッシュを併用したが九電がボールを奪取。ミラーがグラバーで攻めたが取り損ね、ポイントになってしまいトヨタが奪取。キックでタッチへ蹴りだす。

34分、トヨタ敵陣22mでのラインアウト。しかしこれはノットストレート。九電スクラムとなる。九電タッチへ蹴ったがプレッシャーがかかっていていまいち。

35分、トヨタ敵陣22mでのラインアウト。モールに組んで前進したトヨタ、中央でクラッシュするが九電なななかとめられない。右へ出したときには九電ディフェンスが不足、#14遠藤には誰もつけずトライ。

37分、キックオフはトヨタが確保。そこから中央を#5谷口が突破。ハーフウェイから右へ出してクラッシュ、しかしこれは九電が取ってキックしようとしたが前進できず、トヨタのノッコンを取る。

38分、九電自陣10mでのスクラム。自陣から#15ミラーが攻める。さらに右でポイントを作るがそこでなかなかボールが出せずアンプレ。スクラムとなる。

39分、トヨタ敵陣10mライン付近でのスクラム。中央で縦、さらに右へ出したトヨタ、左に九電ディフェンスついていけず#8ホルアがあまった。左ライン際を走り抜けてトライ。ゴールが決まったところでハーフタイム。

後半

評価

九電

トヨタ

九電がキックオフを蹴って開始。

九電キックオフのボールを競って取る。さらにキックで前進したがタッチ、さらにそのラインアウトで九電オブストラクション。

トヨタ敵陣10m-22mでのラインアウト、モールを組んで押し出す。中央でギャップをついて攻める、アイイが蹴ったが九電逆サイドへ持ち込んでキック。トヨタも蹴り返してタッチに。

1分、九電ハーフウェイでのラインアウト。逆サイドへ展開して蹴るがトヨタもタッチを狙うが蹴り返し。トヨタ自陣から左へ攻めるが下げられる。ほぼインゴールからトヨタケルがこれもノータッチ。九電逆サイドで前進、さらにごりごりと押すがボールを落下。しかしトヨタがオフサイドを犯していた。

3分、九電敵陣残り5mでのラインアウト、モールに組み上げたがこれは崩壊。中央でほぼゴール下でポイント形成、さらに右へ出してプッシュ。#4ヒーニーが押し込んで初トライ。

5分、トヨタキックオフ。蹴り返しのキックはタッチとなる。

6分、トヨタ敵陣10mライン付近でのラインアウト。九電これを取るが左サイドでポイント形成。ここで九電下げられてしまい、パントを蹴るがダイレクトタッチ。

7分、トヨタ敵陣10m-22mでのラインアウト。モールにしてトヨタ前進。トヨタ出たボールにいい角度で飛び込んでポイント形成、さらに一気に左へ展開して#11久住が前進したがタッチ。

8分、九電自陣5mでのラインアウト。少なめのラインアウトは九電キープ、モールで前進。インゴールから蹴ったキックはハーフウェイを超えた。トヨタ自陣ハーフウェイ付近からのラインアウト。トヨタこれはキャッチしてモールにし、九電にプレッシャを掛ける。トヨタ中央でクラッシュするもノッコン。

9分、九電ハーフウェイでのスクラム。出たボールをスタンドがパント。トヨタもって思い切ったキック。九電22mラインで九電#15ミラーがノッコン。

11分、トヨタ敵陣でのスクラム。逆サイドへ展開。左へ一杯に入ってきたところで#15正面が縦を突破。これまたあっさりとトライ。

12分、キックオフをトヨタキープ。中央を突破した#20山元、敵陣へ入り込む。さらに中央でポイント形成、ラックサイドを形成、左に余らせる作戦でトヨタ前進。フォワード戦でごりごりと前進。九電とめるのが精一杯だったが、トヨタノッコンでチャンスをつぶす。

14分、九電自陣残り10mでのスクラム。プレッシャーを掛けたのはトヨタ、九電も思い切って長いキック。敵陣22mまで飛ぶがトヨタも蹴り返しハーフウェイでトヨタがボールを奪取。トヨタ左へ展開、敵陣22mラインで九電の反則を誘い出す。

16分、トヨタ敵陣残り7mでのラインアウト。ずれたが長いボールをトヨタがとって中央へ。しかし九電、ポイントでうまくからんでトヨタの反則に。

18分、九電自陣ハーフウェイでのラインアウト。パスで前進できず、キックを深く蹴りこむがトヨタも蹴り返す。ハーフウェイ付近で九電取りきれなかったが中央をうまく突破。グラバーにトヨタも蹴り返すがプレッシャーで自陣どまり。

19分、九電敵陣22mでのラインアウト。中央をがつんと当たったがノッコン。

20分、トヨタ自陣10mでのスクラム。九電もプレッシャーをうまくかけたがトヨタボール。さらにトヨタがタッチへ蹴りだしたボールを九電取り損ねてトヨタのボールにしてしまう。

21分、トヨタ自陣22mでのラインアウト。九電プレッシャを掛けボールを奪取。さらに展開して前進、左側でフォワード戦を挑むがボールを奪取される。しかしトヨタがノッコン。

22分、九電敵陣残り10mくらいでのスクラム。九電プッシュ。これは崩壊したが中央でプレッシャをかけたのはトヨタ。九電グラバーを蹴ったがインゴールで押さえたのはやはりトヨタ。

23分、トヨタのドロップアウトはアイイがグラバー。しかしトヨタが今ひとつうまくいかず九電に押し返される。アンプレアブルとなる。

24分、九電敵陣22mでのスクラムから右へ持ち出し蹴りだすがこれはデッドボールラインを割る。トヨタの選択はキック位置でのスクラム。

25分、トヨタ自陣ほとんど22mラインでのスクラム。エイトに持たせるがここは九電が囲む。トヨタタッチキックにする。

26分、九電敵陣22mライン付近でのラインアウト。長いラインアウトを九電取り、左へ展開するがトヨタがプッシュ。ラインを下げさせる。九電蹴っていくが、またもタッチインゴールを割る。

27分、蹴った地点(22m付近)でのトヨタスクラム。トヨタハイパントに九電もハイパントでトヨタがボールをもって攻めてみたが少し前進したところでノッコン。

28分、九電敵陣ハーフウェイ付近でのスクラム。逆サイドまで持ち出したがトヨタが外へ押し出した。

29分、トヨタ自陣10mでのラインアウトにノット1mを冒したのは九電。トヨタタッチキックに。九電もう一度自陣ハーフウェイっでのラインアウト、しかし左へ振ったところでノッコン。

30分、トヨタ自陣ハーフウェイ付近でのスクラム。力押しトヨタ、しかし九電がボールを奪取。しかし九電もボールを出せず反則。

31分、トヨタ敵陣10m-22mの中間でのラインアウト。これもトヨタとって回し、一回縦をついて左へ。#22レアウェレがつないだがトヨタノッコン。取っていれば完全にトライの場面だった。

32分、九電自陣残り5mでのスクラム。ノータッチキックはトヨタが右へ大きく展開。中央でもクラッシュポイントを作り九電の反則を誘う。さらにここからクイックスタート、#10アイイが飛び込むがインゴール直前でノッコン。

34分、九電自陣残り5mでのスクラムほぼ中央から右のタッチへのキックはさほど伸びず。トヨタ敵陣10m-22mの中間でのラインアウトとなる。トヨタもってモールにしてプッシュ。じわりと押して22mラインまで進み、サイドラインを突いてポイント形成。#22レアウェレが蹴ったが九電が一度ボールに触れ、そのままインゴールで押さえ、キャリバックとする。

36分、トヨタ敵陣5mでのスクラム。トヨタ、スクラムを押し、インゴールへ入り込みスクラムトライ。

38分、九電キックオフを奪取。しかしタッチライン際でのプレーはノッコン。トヨタ自陣22m付近でのスクラムとなる。このボールをトヨタが右へ展開するがポイントとなる。ラックサイドを攻めるがそうそうボールを出させず、トヨタの反則を誘い出す。トヨタ妨害行為で10m下げさせられる。

39分、九電残り5mでのラインアウト。あやしいキャッチから左へ展開。中央へ持ち込んで前進、さらに右で#6松本が突っ込んだところ、トヨタがハイタックル。

41分、ラインアウトやりなおしから九電前進。ポイントを形成したが崩壊。しかしラインアウト中でトヨタがオブストラクション。そしてラストプレーになってしまいタッチを蹴れず。42分、九電タップキックからスタート。モールを形成、そのまま押し切った。ゴールが決まったところでノーサイド。前半まったく手が出なかったが、後半は健闘(得点ではトヨタを上回った)。ディフェンスでどうにもならなかったし、圧力では勝てるポイントがなかった。

来期、トップのプレッシャーにじっくり学んでほしいところだと思う。前半風上をいいことにぼこぼこにトライ。特に#14遠藤のランには、またも強烈な印象を植え付けられた。まあ、やはりトップチームでもあり、ポイントでの力は大きな違いがある。

そこで後半攻め疲れが出てしまったか、強引な前進が目立ち、プレー精度が落ちてしまったところは反省材料になるように思われる。来週のサントリー戦にも、この点は重要であろう。\end{document}