トップリーグ2007

九州電力キューデンヴォルテクス-東芝ブレイブルーパス

試合開始2007年12月2日14時00分
場所鹿児島市鴨池陸上競技場
気象条件はれ、風はバックからメインへ
レフリー原田隆司

メンバー表

九電 東芝
中村嘉宏 1 1 高橋寛
谷口大督 2 2 猪口拓 後半25分 交代→16
田尻亮 3 3 櫻井寿貴 後半37分 交代→17
吉上耕平 4 4 大野均 後半35分 交代→18
浦真人 5 5 Nicholas Holten
後半13分 交代→19 松本允 6 6 渡邉泰憲
山本英児 7 7 中居智昭
川嵜拓生 8 8 豊田真人
村上龍寛 9 9 伊藤護
齊藤玄樹 10 10 廣瀬俊朗
今村圭吾 11 11 仙波智裕 後半16分 交代→22
Nathan Grey 12 12 ナタニエラ・オト
後半13分 交代→21 吉岡泰一 13 13 冨岡鉄平
吉永将宏 14 14 吉田大樹
後半13分 交代→22 Peter Miller 15 15 松田努 後半33分 交代→21
佐藤孝樹 16 16 塚越賢 後半25分 交代←2
小柳和幸 17 17 久保知大 後半37分 交代←3
山元宗一郎 18 18 藤井航介 後半35分 交代←4
後半13分 交代←6 端迫雅俊 19 19 宮下哲朗
松添健吉 20 20 藤井淳
後半13分 交代←13 Tim Atkinson 21 21 高山国哲 後半33分 交代←15
後半13分 交代←15 山口雄一 22 22 平田倫大 後半16分 交代←11

得点経過

前半

九電 東芝
4分 T#14 吉田大樹 G成功0-7
8分 T#4吉上耕平 G失敗5-7
21分 T#5 Nicholas Holten G成功5-14
24分 T#11今村圭吾 G成功12-14
35分 PG失敗12-14
40分 PG成功12-17

後半

8分 T#9村上龍寛 G成功19-17
12分 T#8 豊田真人 G成功19-24
20分 T#1 高橋寛 G成功19-31
40分 PG成功19-34

合計

1934

ゲーム抄録

前半

九電がメインから見て左をとってキックオフを蹴って試合開始。

逆サイドへ蹴って東芝がいきなりノッコン。アドバンテージなしで九電スクラム。いちは敵陣10m-22mの間。九電センターでドライブ、左へ展開してポイント形成。もう一度中央でポイントを作り直してスローダウン。右へ展開して22mラインを突破。しかしここでナローへ来たところを東芝押し返す。九電もう一度センターへ回し22mライン上の攻防が続く。左からナローへ蹴っていくもタッチへ。この間2分半。

2分、東芝自陣残り11mでのラインアウト。東芝モールにとってドライブ。崩れてしまって#9伊藤がちょっと迷ってパント。タッチを割る。

3分、九電敵陣ハーフウェイでのラインアウト。九電がタップしてセンターで攻撃。すうメートルゲインから右へドライブ、そのポイントで東芝がオーバー。そこから東芝がオフロードをつなぎきり#14吉田がトライ。

5分、グレイのキックオフ。九電タップでボールを確保。そこから左へ振り切り22mを突破、22mラインの攻防となる。そこで九電がグラバー。この転がりに#14吉田大おいつくもタッチ。

6分、九電敵陣残り5mでのラインアウト。東芝が妨害したためペナルティでやり直しとなる。今度は九電がモールに取りドライブ。内へずれるもここは東芝つぶし、九電全力で展開するも東芝がゴールを割らせず。センターでできたパイルから今度は左へ振って#4吉上が左隅へなんとか飛び込んだ。風が逆に吹き始めてゴールはハズレ。

10分、キックオフはダイレクトで出てしまい九電はセンタースクラムを選択。スクラムから九電がグラバーをけり、東芝けり返す。九電もう一度蹴り返したがダイレクトタッチ。

11分、東芝敵陣22m外でのラインアウト。東芝とってモールにするがすぐ切れ、中央付近でプッシュを繰り返して九電の反則を誘い出す。

12分、東芝敵陣残り5mでのラインアウト。短いラインアウトからモールを形成。ここは九電もこらえるが東芝がドライブ。あと1mだったが九電に反則。5mラインアウトのやり直しとなる。少し長いラインアウトからまたもモールを形成。さらに九電が反則を繰り返し、東芝PKからスタートするも東芝に反則。チャンスをロスする。

14分、九電自陣10mライン奥でのラインアウト。九電とってモールを形成。じんわりドライブして自陣10mを突破。そこでハーフが蹴って敵陣22m手前へ。東芝が取って攻めるもノッコン。ところがこの地点でハイタックルがあったらしく、TJに一度確認する。結局そのあとの九電のノッコンを取り東芝ボール。

15分、東芝自陣15mでのスクラム。東芝蹴りこんでそのままタッチを割る。

16分、九電自陣22m奥でのラインアウト。九電取るが東芝にボールが出てモールになる。そのモールが切れてしまい、オブストラクションになってしまう。相手の選手がいなくなってしまうと、モールはオブストラクションになるパターンである。

17分、九電10mでのラインアウト、東芝これを奪取。ポイントからいっきに右を展開。#14吉田が蹴ったボールに九電反応するもインゴール手前でとっていて東芝スクラム。

19分、東芝敵陣残り5mでのスクラム。センター近くでの近場の連続攻撃を行うも九電が押し返す。左へできたポイントで九電がボールを拾うもその直前に九電に反則。

20分、東芝残り5mでのラインアウト。モールを作って九電がこらえる。ここは押し切った東芝のトライ。

23分、キックオフは東芝がノッコンしてしまい九電のスクラム。九電敵陣10m奥でのスクラム。これを東芝プッシュして10mの後ろへ下げさせる。九電ここからパント、22mライン上でキャッチ。これを最後は#11今村が#14吉田大を交わしてトライ。

26分、キックオフを九電蹴り返して東芝敵陣ハーフウェイでのラインアウト、東芝取るも安定してプレーできず、タッチへ蹴り出す。

27分、九電自陣22m奥でのラインアウト。九電とってラックになる。ラックからグレーがまっすぐけり、ノータッチ、東芝が持って攻める。連続攻撃から22mラインを突破したところに原田レフリーが巻き込まれてしまいダウン。なんとか起き上がって継続となったが、椿事であった。

28分、東芝ボール、敵陣22mラインのスクラム。右へ展開するも残り5mでノッコン。

29分、九電自陣残り5mでのスクラム、東芝プレッシャーを掛けるも九電インゴールで蹴ってロングタッチ。東芝敵陣22mラインでのラインアウトとなる。このラインアウトは東芝に妨害行為の反則。

30分、九電ハーフウェイでのラインアウト。ロングラインアウトを九電がキープ。ワイドに展開するもゲインなしでボールが離せず。

31分、東芝敵陣22mラインでのラインアウト。東芝とってモールを形成。しかし5m押したところで止まってしまい九電ボールに。

32分、九電自陣22m奥でのスクラムに反則がありFK。蹴飛ばしていったのでタッチを割る。東芝自陣10mラインでのラインアウトとなる。これは九電が取ってすぐに展開。センターから左で展開、もう一度降りなおしてセンターから右へ展開とじりじりゲイン。九電が左へ蹴っていったボールを東芝キャッチするもそのまま押し出される。

34分、九電敵陣残り8mほどでのラインアウト。お手玉するもモールを形成した九電、だがうごかないまま崩壊。ボールはでてきてセンター、さらに左へ展開するも東芝にペナルティ。PGを選択。ところが、これをPGせずにパント気味に上げて#11にチェイスさせたため、反則を取られる。調べてみたところ、「PG宣言のあとはPG取り消しは不可」(3(b))にひっかかることが判明した。

36分、東芝ハーフウェイでのラインアウト。センターでパスミスがあったものの東芝がボールを継続する。しかしゲインなく中央付近でノッコン。

37分、九電敵陣ハーフウェイ付近でのスクラム。敵陣10mラインを右サイドで展開、そこから蹴るも東芝が蹴り返してタッチ。

38分、九電敵陣22m手前でのラインアウト。東芝これをとって逆襲。蹴って敵陣へ進入。九電これを取り返すてポイントを形成、グレイが蹴る。東芝カウンターから左ラインを走る。ここはつかまるが、中央へ振りなおしてゲイン、そのポイントで九電に反則。東芝PGを選択したところでホーン、ゴールが成功したところでハーフタイム。

後半

東芝がキックオフを蹴って後半開始。

キックオフリターンを40m独走した九電、ポイントからリサイクルしようとしたところでノッコン。東芝自陣ハーフウェイライン付近でのスクラムとなる。ナローサイドを突いた東芝、そのままナローを突いて敵陣へ、ワイドに展開して22mを突破するもノッコン。

1分、九電自陣残り18mでのスクラム。中央でポイントを形成。そこから右へ出してキック、ゴールライン付近からのよいキックになった。

2分、東芝敵陣10mラインでのラインアウト。九電にコラプシングの反則。3分、東芝22mラインでのラインアウトと変わる。これを東芝とってモール、モールサイドを#4大野がついて全身。短いところを突いて残り5mでポイントを連取。しかし中央で取られ、ハイパント。これをさらに#13冨岡がキャッチしてからタッチラインを踏んでしまいタッチ。この場合は九電ボールになる。

4分、九電自陣10mラインでのラインアウト。九電とって展開。パントを蹴って攻める。ポイントでかなり攻めたがキック、これを東芝が自陣で抑えてキック。これがグラウンドに一度跳ねてタッチ。

5分、九電自陣10m-22mの間でのラインアウト。九電これもとるが逆目へののキック。とったところでパイルアップになってしまい、ここでもめる。九電に反則があったが、不行跡が東芝にあったため九電のPKとなる。このペナルティキックをフラグに当てるという技を見せた。

7分、九電残り5mのラインアウト。九電モールにとって中へ押し込む。ここで足がとまったがサイドを突いた#9村上が飛び込んだ。これで九電が逆転。

9分、東芝キックオフ。22mより奥へ蹴っていき、蹴り返しのタッチは22mライン。東芝敵陣22mでのラインアウトとなる。東芝これをモールにするが九電が押す。リサイクルから中央へプッシュ。さらにポイントを連取するが九電に反則。

11分、東芝敵陣残り18mでのラインアウト。東芝とってモールを形成するも九電が低く構える。それが東芝にうまくいきモールがそのままプッシュ。モールトライ。

13分、キックオフを九電が抑える。敵陣でプレーを続けラック連取する九電、#10齊藤が蹴って東芝が取り、自陣22mからゴー。タックルを交わすもボールが跳ねてしまいボールは転々。東芝ノッコンの判定。

14分、九電敵陣10m-22mでのスクラム。中央へ回してポイントを形成、ここで東芝が反則。

15分、九電敵陣22m奥でのラインアウト。九電もぎとり中央で左へ展開。左へ回してナローを突く。残り5m。そこから一杯に右へすばやく展開。すばやい展開に東芝抜かれるもスローフォワード。

16分、東芝自陣残り5mでのスクラム。スクラムサイドを突いてからキック、九電が蹴り返して東芝がマーク。FKから九電が蹴り返してタッチ。

17分、東芝ハーフウェイラインでのラインアウト。タップから中央でクラッシュ。そのポイントを押してドライブ、左へ展開してモールを形成。そこで九電が崩してしまったが、東芝がボールキープしたためアドバンテージ進行。22mでボールをうしなったためペナルティを採用。

19分、東芝敵陣残り18mでラインアウト。モールを形成。一度押されるが立て直し、東芝モールをドライブ。そこから内側へ出た東芝、さらに中央のポイントで残り1m。そこからさらに東芝攻め続け右へ飛び込んだ。

22分、九電のキックオフ。九電取りに行ったが今度はノッコン。東芝自陣10m-22mでのスクラムとなる。東芝蹴りこんで九電が受けたため蹴りあいとなる。東芝がタッチを蹴る。

23分、九電自陣10mラインでのラインアウト。中央から左へ蹴って東芝がノッコン。九電がその直後にノッコンしたためストップ。

23分、九電敵陣10mでのスクラム。ワイドに展開して右から内に切り替えして進行したが、蹴りこんだボールはインゴールまで入って東芝が抑える。

24分、東芝ドロップアウト。短いキックから攻めたが自陣10m付近で九電がタックル、ノッコン。

25分、九電敵陣10mでのスクラム。左へ展開するもパスミス。ノッコン。東芝自陣10m-22mでのスクラムとなる。東芝まっすぐけってノータッチ、九電は逆サイドへ蹴ってタッチへ出す。場内の「ロケットキック」の言が笑いを誘う。

26分、東芝自陣22mでのラインアウト。ノットストレートを取られる。オプションで九電、マイボールのラインアウトを選択。九電これを取ってセンタークラッシュ。さらに順目に攻め手ポイントは22mラインを割るもそこからなかなか進めず。左に出したパスに東芝がインターセプト。そこでパイルアップしてしまい動かなくなり笛。

29分、東芝自陣22mでのスクラム。スクラムからモールへ立ち上げ、九電が崩してしまいペナルティ。ここで九電#8川嵜が何かレフリーと話をする。ちょっと時間を食う。

29分、東芝自陣10mのラインアウト。東芝とって一度出すが近場でポイントを形成。東芝少し押すが九電がボールを奪取、そのまま右22mラインを割るがここで東芝に反則。

30分、九電敵陣残り7mでのラインアウト。九電とってモールをドライブ。ここは残り3mでつぶし、九電が左に展開。左で狭いとこをと攻める。九電の粘りの攻めが残り1mまで着てもう一回後ろへ展開。九電も必死の展開ラック連取。中央でポイント形成から右へ出したところでノッコン。

32分、東芝自陣残り15mでのスクラム。東芝右へ蹴ってノータッチ、九電がパントを蹴るが東芝キープ。自陣で東芝が押される。中央22mライン付近でのパイルから東芝もう一度タッチをけり、こんどはちゃんと出す。

34分、九電敵陣10mでのラインアウト。九電ワイドへすばやく展開。ゲインはあまり切れないがそれでも10m近くゲイン。九電右へ展開、右22mでパイル。さらに中央へ入る。そこから左、つぎつぎにつながる。残り10m。そのポイントで東芝がボールを奪取。蹴り出す。

35分、九電22mラインでのラインアウト。九電中央でポイント形成。右に出したところで東芝が奪取、逆方向に一度展開してからさらに逆サイドへバックアップ。九電に反則。

37分、東芝敵陣22m奥でのラインアウト。モールを組んで内側へ少し押し、さらに東芝がラック連取。必死にドライブしたが残り1mでリリースできず。

38分、九電自陣10m-22mの中間でのラインアウト。九電とってワイドに展開するも、逆サイドでノッコン。東芝このボールを取って逆サイドへパント。しかしほとんどそのままデッドボールを割る。

39分、九電のドロップアウト。パントで蹴ったが東芝これをキャッチ。22mラインの上でポイントを形成、押していくが九電が反則。

40分、ここでホーン。東芝PGを決めてノーサイド。

評価

九電

ポイントでボールを奪われる場面以外は、ちゃんと試合にできていたように思われる。バックラインのランもよいし、キックもまあまあ(トップリーグ中位クラスはある、という意味で)。残りをどう詰めるか、という点はやはりまだ足りないものがあるのだろう。

このクラスの力があれば、トップリーグ中位は十分にあるが、上位はまだちょっとしんどいか。

東芝

ディフェンスに穴があった感じ。ただし最終ラインはそうそうやぶらせない当たりが鹿児島キャンプの成果か。(2週間の鹿児島キャンプの締めが本ゲーム)

オフェンスの面でもつめが少し甘いようだが、ラインアウトがほぼ修正されていた(1個スローミスがあったが交代直後なので若干割引)。ようやくエンジンがかかってきたところだろう。