三菱重工相模原ダイナボアーズ-リコーブラックラムズ
試合開始 | 2008年1月5日12時00分 |
場所 | 秩父宮ラグビー場 |
気象条件 | くもり、風はメインから見て左から右 |
レフリー | 相田真治 |
重工相模原 | リコー | ||||||
中村優一郎 | 1 | 1 | 中村浩二 | 後半29分 交代→3 | |||
後半30分 交代→16 | 児玉智繁 | 2 | 2 | 岡崎匡秀 | 後半23分 交代→16 | ||
後半6分 交代→17 | 藤田幸仁 | 3 | 3 | 笹倉康義 | 後半29分 交代←1 | 後半0分 交代→17 | |
後半29分 交代→18 | 高橋昌徳 | 4 | 4 | Filipo Levi | 後半21分 交代→18 | ||
村上崇 | 5 | 5 | 田沼広之 | ||||
佐藤喬輔 | 6 | 6 | 相亮太 | ||||
後半37分 交代→19 | 中川ゴフ・アレキサンダアキラ | 7 | 7 | 伊藤鐘史 | |||
Simon Kasprowicz | 8 | 8 | Pieter Ferreira | 後半30分 交代→19 | |||
後半17分 交代→20 | 正田勝彦 | 9 | 9 | 湯淺直孝 | |||
後半28分 交代→22 | 安井慎太郎 | 10 | 10 | 武川正敏 | 前半32分 交代→20 | ||
山崎智之 | 11 | 11 | 小松大祐 | ||||
後半0分 交代→21 | 兼村裕介 | 12 | 12 | 金澤良 | 後半30分 交代→22 | ||
Douglas Tausili | 13 | 13 | 田中洋平 | 後半20分 交代→21 | |||
野倉皓 | 14 | 14 | 池上真介 | ||||
三須城太郎 | 15 | 15 | 小吹裕介 | ||||
後半30分 交代←2 | 杉本剛章 | 16 | 16 | 大竹勝也 | 後半23分 交代←2 | ||
後半6分 交代←3 | 洲河雅俊 | 17 | 17 | 片岡俊輔 | 後半0分 交代←3 | ||
後半29分 交代←4 | 大崎公嗣 | 18 | 18 | Emosi Kauhenga | 後半21分 交代←4 | ||
後半37分 交代←7 | 本郷博士 | 19 | 19 | 末永敬一郎 | 後半30分 交代←8 | ||
後半17分 交代←9 | 芝本裕吏 | 20 | 20 | 河野好光 | 前半32分 交代←10 | ||
後半0分 交代←12 | 豊山寛 | 21 | 21 | 西村圭哉 | 後半20分 交代←13 | ||
後半28分 交代←10 | 岩倉大志 | 22 | 22 | Siupeli Lokotui | 後半30分 交代←12 |
重工相模原 | リコー | |
5分 T#10 武川正敏 G成功 | 0-7 | |
9分 T#6 相亮太 G失敗 | 0-12 | |
12分 PG成功 | 3-12 | |
24分 T#11 小松大祐 G成功 | 3-19 | |
30分 T#11 小松大祐 G失敗 | 3-24 | |
38分 T#8Simon Kasprowicz G成功 | 10-24 | |
40分 PG失敗 | 10-24 |
15分 T#7 伊藤鐘史 G成功 | 10-31 | |
26分 PG成功 | 10-34 | |
33分 T#11山崎智之 G失敗 | 15-34 | |
36分 T#15 小吹裕介 G失敗 | 15-39 |
15 | 39 |
リコーが風上を取った。キックオフは重工が蹴って試合開始。
22mまでとんだキックオフをリコーがタッチへ蹴るがノータッチ。重工センターハーフウェイちょっと手前から蹴ったキックは直接タッチかと思われたが直前でバウンド。
1分、リコー自陣10m-22mでのラインアウト。リコーとってモールを形成。少し押したところでタッチへ蹴る。重工自陣ハーフウェイでのラインアウト。曲がったところでリコーが取ってポイントを形成。オープンへ振って右22m目前でポイント形成。そこから左へ振ったところで#11小松が抜けて残り7m。そこから右へ振ったが中央で落球。アドバンテージから重工攻め手なくキック、リコーが蹴り返して陣地取り。
3分、重工自陣22m内側からラインアウト。重工も取ってモールを形成。ライン際のキックはノータッチ。リコー自陣から持ち出して逆サイドへ大きく展開。敵陣10mでのポイントで重工に反則。このタッチがなかなかよいキックだった。
4分、リコー敵陣残り12mほどでのラインアウト。モールを形成したリコー、押してみたところでモールが回転。その左側を回してきたリコー、#10武川が壁の内側を突いてポスト真下にトライ。
6分、重工のキックオフは長すぎてダイレクトタッチ。リコーはセンタースクラムを選択。#10武川がグラバーを蹴ったがこれは重工蹴り返す。リコー自陣から持って左で敵陣へ入る。10mライン付近での攻防で重工が取り返し、オープンに展開したがグラバーキック。今度はリコーの右での攻めとなった。リコー自陣でつかまるが重工がまたも反則。リコーまたもすばらしいキック。
8分、リコー敵陣残り7mでのラインアウト。リコー、モールを形成してドライブ。もっと押していったが残り2mほどで崩壊。アドバンテージをリコーに見たが、#6相がナローサイドを破って右隅に飛び込む。
10分、キックオフをリコー抑えてドライブするも自陣10mライン手前で反則。
11分、重工敵陣22mラインでのラインアウト。ラインアウトでリコーが早く出すぎオフサイドの判定。アドバンテージはあったが、重工ゲインできずPGを選択。
12分、リコーのキックオフは22m手前。蹴り返しは敵陣へ入ってタッチ。
13分、リコー自陣10m-22mの間でのラインアウト。重工がこれを奪取。早くオープンに展開、22mラインへ一気に侵攻。できたポイントから5mほど進んだがポイントからボールの出が遅く、オープンへ展開したものの押し出される。
14分、リコー自陣5mでのラインアウト。リコーとってタッチへ蹴る。
15分、重工敵陣22m外でのラインアウト。中央へ回したところでポイント形成。さらに近場を攻めて前進。22mを割る。そこで外へ振ったところでリコーがパスをインターセプトするも、ポイントを作って重工が取り返す。ゲインが取れない重工、回してみるもののノッコン。
17分、リコー自陣10m-22mでのスクラム。サイドを突いたが重工が抑える。しかし重工に反則、#10武川はアドバンテージを切る選択を行う。
18分、リコー敵陣10m-22mでのラインアウト。ロングラインアウトからモールを形成したリコー、しかし押し切れず近場を回す。さらに右へ展開して少し前進。中央22m手前でポイントができたが、これはアンプレの判定。
19分、リコー敵陣22m手前でのスクラム。エイトに持たせるが重工の強烈なディフェンスに倒され、ボールを離せず。
20分、重工のPKはノータッチになり、リコーがうまく奪取。蹴り返した。重工自陣10mでのラインアウトとなったがリコーがボールを奪取。こんどはモールを大きくドライブ、22mまで押し込んだ。そこから右へ展開、中央へ回したところでポイント形成するもリコーに反則、さらに文句を言ってしまい10m下げさせられる。
22分、重工敵陣22m奥でのラインアウト。リコーが取ってモールを形成。リコーがタッチを蹴る。重工敵陣10mラインでのラインアウト。長すぎたボールをリコーが奪取、中央から左へ回し、#11小松が10mでもらったところから重工ディフェンスが止めようとするも止められず、そのまま飛び込んでしまう。
24分、重工キックオフ、逆サイドへ蹴るが22m手前。パイルアップからボールが出ず重工に反則。
25分、リコーPKはタッチへ出ず、重工も蹴り返す。リコー取ったところでポイント形成、そこから自陣で左へ大きく展開。敵陣へ入り込んだがパスが乱れ、ノックバックするも足が出ていた。
26分、重工自陣10mでのラインアウト。タップするもボールはなんとかキープ。パイルでリコーが取り、そこで低いパント。#11小松が追ったがタッチ。
27分、重工自陣残り12mでのラインアウト。重工これは確保するがラック、タッチへけるがノータッチ。リコー敵陣ハーフウェイから逆サイドへ攻め、グラバーを蹴ったがタッチ。
28分、重工自陣22m奥でのラインアウト。重工とってモールを形成するも若干尾され気味。ナローをついてうまく前進。、自陣10mを割る。ハーフウェイ付近でパイルを形成、そこから重工回していくも前進は少し。左サイドで敵陣10mを突破、パイルを形成。ここでリコーが取ってパント。重工自陣10m-22mでとって左へ展開、パントを蹴ってみたもののダイレクト。
29分、リコー敵陣10mライン内側でのラインアウト。リコーとってラックから中央へ展開。10mラインから左へ展開、さらに順目ナローへ攻める。#11小松がまたも重工ディフェンスのタックルを交わして左へ飛び込む。
32分、重工キックオフをリコーけり返してタッチ。重工敵陣10mラインでのラインアウトとなる。重工これを取って左へ展開。さらに右へ展開してポイントを形成するも完全に押し返される。ポイント左を破ろうとしたパスはフォワード。
33分、リコー敵陣ハーフウェイでのスクラム。右へ飛ばしてグラバーを蹴るが重工蹴り返してタッチ。
34分、リコー敵陣10mでのラインアウト。モールを形成してそのナローサイドを突く。22mを目前にするがモールアンプレアブル。
35分、重工自陣22m外でのスクラム。このスクラムは崩壊してしまい、リコーに反則を取る。36分、重工ハーフウェイラインでのラインアウト。モールを押すがそこからの展開パターンは一緒。しかし今度はリコーが反則。
37分、重工敵陣残り5mでのラインアウト。ショートでとってモールを作るがリコーも崩しにかかる。ラックに落ちてしまい残り3m、さらなるラックから、すばらしいスピードで入ってきてラック左を突いたがコレも止まる。重工、左へ展開、残り2mでラック。そこから右へ回してようやくトライ。
39分、ホーンがなりつつもキックオフ。重工の蹴り返しはリコーが取って攻撃。逆サイドへ展開、さらにリコーが速い展開で回す。重工ディフェンスをつぎつぎに切り裂き、残り2mでようやく止められる。ここで重工に反則があり、リコーはPGを選択。
リコーが蹴って試合再開。浅めのキックオフを重工がパント。リコー自陣からグラバー、重工も蹴り返す。リコー今度は自陣でもち、22mへ返してタッチ。
1分、重工敵陣ハーフウェイでのラインアウト。重工ポイントを下げられ、しかもリコーがボールを奪取。リコーここから大きく攻め、左に展開する。22mもやすやすと破るが、タッチラインぎりぎりで重工が反則。
2分、リコー残り5mでのラインアウト。リコーとってモールを作るがリコーがノッコン。重工これを取って大きく展開。逆サイドへ振ったがリコーとめた。重工蹴飛ばしてタッチ。
3分、リコー自陣10mラインでのラインアウト。リコー中央で前進して敵陣、さらに#11小松が22m目前へ入り込むがポイントでボールを離せず。
4分、重工敵陣10mラインでのラインアウト。タップするもリコーが再タップ。リコー蹴倒して敵陣22m、重工が22m内で蹴り返してタッチ。
5分、リコー敵陣ハーフウェイでのラインアウト。リコーとってモールを形成。ドライブすること5m、一度停止。さらに少し前で崩壊、ようやく中央へ展開するも重工が止める。リコー、敵陣10mラインを割るもボールを重工が奪取。タッチキックへ蹴り出す。ここで2人が倒れるがリコーは立ち上がる。重工はアウト。
6分、リコー自陣10m-22mでのラインアウト。モールを形成して押し込むリコー。ハーフパントはリコーがまたも奪取。中央付近でのポイントからリコーが蹴りこむが、重工が蹴り返してタッチ。
7分、リコー敵陣10m-22mでのラインアウト。重工がタップで取りすばやく展開するも逆サイドでノッコン。リコーがパイルでボールを奪い、逆サイドを突くもモールに。モールぎわを攻めるリコー、それでもすこしゲイン。リコーのパントを重工チャージするもボールを奪うにはいたらず、ハーフウェイのリコー側でポイントを形成。ここで重工に反則。
9分、リコー敵陣10m-22mでのラインアウト。タップから早く回し、ループで中央でポイント形成。そこから右に展開、今度は#14池上が22mを割る。リコー今度は逆目で展開するもラックでノッコン。
10分、重工自陣22mでのスクラム。タッチへ蹴るがノータッチ。リコーはパントで返す。重工これをきっちりとってまたも蹴り返すが、リコーの反則が取られた。
11分、重工敵陣10m-22mでのラインアウト。モールを作るが押し切れず展開。順目へ回していくが下げられる。さらにポイントで落球。
12分、リコー自陣10mラインでのスクラム。左でパントからキック、重工も蹴り返すがリコーが取って攻撃。左ポイントから逆サイドへ展開、中央からグラバーを蹴るも重工がとってタッチ。
14分、リコー敵陣22m内側でのラインアウト。モールを形成してドライブ。g残り1-2mで反則があったがリコーが押し込み切ってトライ。
16分、重工キックオフ。ノット10mでリコーがセンタースクラムを選択。リコーがパントを蹴って22mラインへ進入、#14池上がボールに追いつくが落球。
18分、重工自陣22mでのスクラム逆サイドへの展開からまっすぐ蹴りこむ。リコーそこで蹴りこんでいくが10mオフサイドのままで重工にタックルに行ってしまいリコーに反則。
19分、重工ハーフウェイでのスクラム。重工逆サイドへ展開するもラック、中央へ回すがリコーが奪取。リコーが今度は自陣から展開、右へキック。重工蹴り返すもダイレクト。
20分、リコー敵陣22m外側でのラインアウト。リコーとってモールを形成するも重工ががんばり千切れる。内へ返したリコーの攻撃は重工が少し下げる。リコー左へキックするも重工見逃してタッチ。
21分、リコー敵陣残り7mでのラインアウト。リコーモールを形成する。押しきれず崩壊するもサイドを突くがまたもラック。ラック近辺を攻めるが反則、さらに不行跡で10m下げられる。
23分、重工自陣ハーフウェイでのラインアウト。リコーが押し込むがボールは重工。しかし重工がオブストラクションの反則。
24分、リコー敵陣残り5mでのラインアウト。リコーモールを形成するが押し込まれ崩壊。さらに作り直すも重工が押し返す。バックスへ展開して右端でラック、中央へラックを作る。近くを少し攻め続けるリコー、中央でポイントを形成したところで重工に反則。リコーPGを選択。成功させる。
27分、重工キックオフ、10m奥でリコーが押さえ、さらにラックを連取。パントを蹴るがダイレクトタッチ。
28分、重工敵陣22m外側でのラインアウト。重工とってラック連取。左へ戻してしまうがゲイン、そこからラック際をついていく。しかしディフェンスはリコーが多い感じ。右でグラバーを蹴るもリコーがボールを取りタッチへ蹴り出す。
29分、重工敵陣22m外でのラインアウト。リコーが奪取、タッチへ蹴り出す。重工自陣ハーフウェイでのラインアウトとなる。ここでリコー笹倉がもう一度入る。リコーに反則があり15mでのペナルティキックとなる。
30分、重工敵陣22mラインでのラインアウト。重工とって早く展開したが、ゲインラインでスローフォワード。
31分、リコー自陣22mでのスクラム。リコーさらに反則で重工PK、クイックスタートして右へ展開。重工センタークラッシュからループで何度も攻撃。リコーたまらずオフサイド。
32分、重工残り15mでのPK。クイックスタートから残り7m、5m、4mとラック連取。右へ振るがリコーがまたも反則。
33分、重工残り7mでのPK。センタークラッシュで行ったがリコーに反則、重工かまわず連続クラッシュ。結局#1多雨しりあたりが尾新婚だ模様。
35分、リコーのキックオフ、タッチいっぱいのキックは重工がタッチを踏んでしまう。リコー敵陣22m外でのラインアウト。リコーとってモールを形成。22mライン際までドライブするも崩壊、リコー外へ展開。#22ロコツイが右サイドで重工タックルを交わし、#15小吹がラストラインを超えた。
38分、重工キックオフ。オンサイドで蹴って重工がボールを取った。ポイントから出して連続展開、右へシフトして10mラインでラック。リコーがボールを取り返して蹴り出すもダイレクト。
39分、重工敵陣22m外でのラインアウト。重工#15みすが逆サイドでうまく入るもリコーがポイントでボールを奪取、タッチへ蹴り出す。重工自陣のクイックスローで投入するもポイントでリコーがボールを奪取、さらに重工が反則を起こしてしまい終了。リコーがタッチへ蹴ってノーサイド。
なんともいいところなし。東芝戦で見せた速度は、今日はリコーの速度を上回ることができなかった。オフェンスは単調で、パターンがいつも同じ。それをリコーがきっちり抑えきるような組み立てになってしまっている。
ディフェンスはいつものとおりで、リコーにすら通用しないことがわかってきた。ミスも多かったし反則も続いた。これでは勝てる要因はない。
今日のリコーは重工のいいところを全部消して行った。速度で上回ることで、ボールを支配させず、自らペースを握った。しかし4トライを上げたあとは流しただけのゲームプランニングになってしまった。
後半はリコーの攻めも単調、思い切った突破がまったく見られない。このあたり、リコーが上位に上がっていけない原因ではないのかな?